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皆様、お疲れ様です。
7月20日に八戸西病院で行われた
クローズ勉強会の感想を書かせてもらいます。

今回は、「プロフィール作成」をテーマに勉強会を行いました。
プロフィールとは、セラピストが治療介入していくことにあたって
どのような対象者なのかをまとめたものです。

認知神経リハビリテーションにおけるプロフィール作成は、
その対象者の基本情報の他に以下の点に着目して行われます。

・外部観察(姿勢、運動)
・特異的な異常要素(異常な伸張反射、共同運動、放散反応)
・内部観察(どのように注意するか・認知するか、イメージするか、言語を使うか、学習するか)

特に内部観察を重要視するところや問題点の他に出来ている部分を見て
対象者にとってベストな介入方法へ繋ぐことが出来るようまとめていくことが特徴と思います。

外部観察で同じような観察がされたとしても
運動に対する意図や内観は各々違うからです。

今回は健常人に対して評価をしながらみんなでプロフィールを作成してみました。
(セラピスト役は自分が行ったわけですがみんなに見られているということもあり、緊張してしまいました)

図形を指でなぞり辺の長さを識別する課題を用いて行ったのですが
縦のラインをなぞる部分でエラーがありました。
肘の動きは伴わないようにしたので
肩の動きに注意を向けないと行えない課題です。

しかし、対象者は指が動くことで認識していました(注意は指先)。
自分は、注意を向けてもらおうと固執し過ぎて
とても大事なことを疎かにしていました。

まずは、対象者との課題に対しての確認作業。
そして、肩の動きに伴い
主観的な感覚への注意を向けているかの確認です。

結果、対象者を置き去りにした形ですすめていたように思います。
対象者は各々で感じている部分(肩に注意が向いても腋窩に対する風や空気の触れ具合で感じていたり)は違うし、
運動や行為をするにしても意図も違うのでセラピストのみが一人歩きしては成り立ちません(反省)。

セラピストの関わり方によって
対象者の理解やモチベーションに違いがあることを痛感しました。

また、課題を用いなくても
各々の生活の中で身体を動かしていた記憶を利用して
運動の差異を感じてもらうこともあるという意見があり、物凄く納得しました。

たまに質問し過ぎて患者様や利用者様を不機嫌にさせてしまったことがありますがそれは、
十分にプロフィールを作れていなかったということですね。
全然理解しきれてなかった自分を再確認するとともに
あらためて患者・利用者と深く向き合い精進していこうと感じた勉強会でした。
2012/07/23(月) 02:37 No.94 編集 削除
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